白夜行

やっと読み終わりました。
結構本を読むのは早い方だと思いますが、まとまった時間を取れなかったのもあり、2週間かかりました^^; 途中旅行に行ってたりもしたし。
買ったのは少し前だったのですが、あまりの厚さ(854ページ)と重さに敬遠していましたが、「幻夜」を買ったら、「白夜行」の続編(ではないですが)のようなことが書いてあったので、先に「白夜行」から読みました。
これで、後はつづけて「幻夜」を読めば、東野圭吾の文庫本はコンプかな?基本的に、ハードカバーの本は嫌いなので、全部文庫になってから読んでいます。


ころころと変わるその時々のメインキャラ、場所、時間。よくまぁこれだけ場面転換しながらまとめるなぁと思いながら読んでいましたが、それだけに、ページ数以上に理解に時間がかかり、読むのにも時間がかかりました。初めはつながらなかった各場面が、読んでいくうちにどんどん繋がっていくので、引き込まれます。
ちょっと「デスノート」っぽく、ここまで人を思うように動かせるのか?とは思いましたが、話は非常に面白かったです。


東野圭吾以外で、ほとんどの本を読んでいる作家といえば、北方謙三でしょうか。
北方謙三の作品では、特に「ブラッディドール」シリーズが好きです。彼の作品は、ハードボイルド小説に分類されますが、主人公は一般人であることが多く、決してスーパーヒーローでは無い人が勇気を出して人間的に変わっていくところが読んでいて面白いです。
また、現代の作家で、一人称であれだけの長編小説を書ける人を、私は北方謙三以外に知りません。筆力がある、という意味でも好きな作家です。